厚生労働省のサイト内に、今回ビリングシステムが受託した「スマートフォンでのクレジッ
トカード等決済代行アプリを利用した国民年金保険料の納付受託に係る委託業務 一式」における決済単価が公開されていました。
前回のブログで単価は、大分の公金収納事務についてのページにあった55.6円から、収益認識基準の改正により計上しない分の手数料を差し引いたビリング社の取り分は30円くらいではないか、と推定しました。
今回の国民年金のスマホ決済における収納代行事務手数料も58円×54%=31円程度で、おおむね30円くらいであるという推定的結論に至りました。
国民年金の決済処理件数は年間1,500万件と言われており、そのうち銀行口座決済とクレジット決済がどれだけ流入するか、が肝になりますね。
約30円×決済処理件数≒売上(粗利?)
前回予測は以前に書きました。
断片的に各種エビデンスを拾うと、2023年4月から始まる地方税統一QRの決済単価も恐らく30円程度で間違いないかもしれません。
あとは銀行窓口払いとコンビニ払いで2.2億件の処理があるうち、どれだけ地方税の決済が流れ込んでくるか。
仮に1,000万件で3億円の売上(粗利?)になりますね。
ちなみに@58円というのは最大で、PayB本体決済なのかPayBHUB決済なのか、またクレカ決済なのかで単価が変わるのかもしれません。推定です。
ファンダメンタルズ投資としての妙味
弊社はビリング社にほぼ一点投資していますが、その理由についてうまく説明できないでいましたが、最近KxShareという中~小型株を中心に運用を会社のブログで答えを見つけたように思います。
軸が早い人達の間では、受注や各種KPIなどといった、『将来の業績予想の変化』を左右する指標を見るのが当たり前
私たちは決して数字遊びや当てた外したのギャンブルをしている訳ではなく、会社に対する理解を元に緻密に業績予想、ひいてはDCFを積み上げていき、どれくらいの価値を生み出す会社なのかを考えています。
https://kxshare-capital.com/2022/12/15/1048/
執筆時点で1,550~1,600円の時価総額100億円強を推移していますが、個人的にはまだまだ地方税統一QR化による決済処理増の増収効果は織り込まれてないと思っています。
ビリング社は決算補足資料が出されてはいますが、公開情報が画一的で、パワポ資料についても少し古くさいところがあり(すいません)、個人投資家もあまり注目してないところはあるとみており、情報に歪みがあると思慮しています。
2021年10月の初期投資300万円。11月より毎月30万円を入金し、1,000万円になったところでストップ。グロース株中心に中長期投資を行いキャピタルゲインを狙います。