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オキシクリーン Googleトレンドで検索好調 4Qで再上方修正はあるか

オキシクリーン Googleトレンドで検索好調 4Qで再上方修正はあるか

今年度より積立投資している4930グラフィコですが、6月末が本決算となっております。いまとのころ株価は横ばいで、出来高が少ないためあまり注目されていないようです。注目している当人としては残念ですが:;(∩´﹏`∩);:

優待月でもあり100株買うことで6,000円分の株主優待がもらえるため、月末にかけて出来高が少し増えるかな、という期待くらいで決算前の株価の上昇については、そこまで期待が持てなそうです。

ちなみに8日の終値は2,159円のため、優待利回りは2.77%となります。配当はありません。

さて、コロナも明け、人の移動もコロナ前のように戻り、気温も上がって来たからかマスク率も徐々に減ってきているように思います。

そんな中、先日主力商品の「オキシクリーン」がTwitterでバズリ、トレンド入りもしていました。

オキシクリーンには衣服の臭いを取る効果もあります。

衣服の臭いが気になる顧客が多いと衛生喚起を行ったツイートがバズリ、それにグラフィコ社が反応した形です。

Twitterのトレンドになるほど伸びました。

Googleトレンドの指数が好調

先日のバズリからどうなったか気になったため、Googleトレンドで「オキシクリーン」を調べてみました。

例年、11月~12月の年末の大掃除の頃にグッと検索数が伸びるようですが、今年はTwitterでのバズリがあったせいか、5月末時点で例年の年末くらいまで検索トレンドが伸びているのが確認できました。

6月に入ってやや落ち着きを取り戻してはいますが、かなりの広告効果にはなったように思います。

オキシクリーンの季節性

オキシクリーンのトレンドは夏から年末の1~2Q(7~12月)にかけてで、年始の冬の期間(1~3月)が売上の閑散期になります。3Qは例年売上がへこみ、利益も出ていませんね。

通常4Q(3~6月)は夏に向けて徐々に売れ出す時期で、売上もそれなりにありますが、おそらく広告宣伝費を多めに打つのか、販管費が過去2年最も多くなっております。

今期4Qも広告宣伝費を多めに打っていると想定してはいますが、Googleトレンドで年末並みに検索数が伸びていることから、売上の伸びが気になるところです。

1Qは売上37%増、2Qは売上23.9%増
22/6売上23/6売上昨対比
1Q1,1171,53637.5%
2Q1,0941,35623.9%
3Q7518188.9%
4Q1,1471,376~1,54820~35%増?

昨年と売上を比較すると上記の通り。4Qは私が想定で入力しましたが、1~2Qの売上トレンドに従うなら20%~35%は売上が伸びているのではないでしょうか(あくまで私が思う想定です)

粗利率については直近の3Qを参考にした場合37%で509~572百万円となります。

販管費については過去480、486百万円のため、仮設定で490百万円としましょう。そうすると営業利益は19~82百万円となりますね。

  • 売上:1,376~1,548百万円
  • 営業利益:19~82百万円
3Qまでの成績と合算すると

まず会社発表の売上利益想定を記載します。

項目会社想定
売上4,740
営業利益265
純利益173
EPS184円
項目3Qまで4Q単体合算
売上3,7121,376~1,5485,088~5,260
営業利益23519~82254~317
純利益15312~53165~206
EPS164円12円~56円175円~219円

売上20%~37%増だといずれの場合でも売上は上方修正となります。

EPSについては、粗利率にブレはそうないという前提で、販管費が例年並みの490百万円だと売上が20%伸びても、会社想定のEPS184円を割り込み175円となってしまいますが、販管費次第なところもあります。

逆に売上が35%増だとEPS219円となり、PER10~15倍評価で2,190円~3,285円が射程圏となってきます。

Googleトレンドを参考に売上は伸びているとするならば、会社業績の伸びはのポイントは販管費の額となりそうです。

販管費は昨年より下がる?

同社は3Q中に医薬品事業の売却を行いました。

沿革を見てみると「みらいファーマ」という医薬品関連会社を上場前に買収していました。買収先の代表者を上場時は役員及び営業部長に据えており、実質みらいファーマが医薬品事業となっていたようです。現在その方は役員に名を連ねていません。

おそらく何かあったものと思いますが、この医薬品事業を手放したことで、3Qはもしかしたら広告宣伝費や人件費が少し減ったのかもしれません。

元々3Qは売上閑散期のため広告宣伝費も少ないようで販管費が最も低くなります。

しかし今期に関しては昨年と比較すると63百万円(381→318)も更に減っております。

一部事業の撤退に伴い、人件費や恒常的な広告費減になるのであれば4Qの販管費にも数字で表れてくるかもしれませんね。

再上方修正への期待と注意点

同社はIRの発表の仕方などを見ると保守的です。

そのため6月中に上方修正を発表することはないのではないかと想定しています。

8月中旬が決算発表のため、その辺りか、決算同日に発表になるかもしれません。

一般的に4Qの決算は来期のガイダンスが中心になるため、いくら4Qが良くても来期予想が保守的であれば株価は伸びず、むしろ売られる傾向にあります。

再上方修正には期待ですが、発表のタイミングや来期予想もよく見ていく必要がありそうです。

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投資くん
2021年10月の初期投資300万円。11月より毎月30万円を入金し、1,000万円になったところでストップ。グロース株中心に中長期投資を行いキャピタルゲインを狙います。