銘柄探索

【銘柄探索】7743 シードを300株購入

7743 シード

コンタクトレンズのシードに300株投資

コンタクトレンズメーカーの7743シードに300株投資しました。こちらも中長期的に保有予定です。昨年はコロナで売上減なものの、感染者数も減ってきたことからコンタクト需要も徐々に戻ってくるのではと見ています。

毎月30万円の積立投資のうち、どのくらいをビリングシステムとシードに分配していくか悩みどころです。

今期、本業で大きく儲けたら追加資金も社長におねだりしたいところ(笑)

さて、シードについて軽く情報を纏めてみます。

【株探】https://kabutan.jp/stock/?code=7743
【時価総額】159億円
【発行株数】25,033,422株
【浮動株数】約355万株(四季報の浮動株比率より概算にて)
【浮動株比率】14.2%(四季報より)

【総資産】422億円
【純資産】115億円
【自己資本比率】27%

【PER】26.5倍
【PBR】1.39倍
【配当利回り】1.89%

ちょっと浮動株数が多いですね。

約4年間 株価は軟調 設備投資による減価償却増がネック

同社はかねてより設備投資を行っている関係で、減価償却負担が重たくなっており株価もおよそ4年低調な状態。

2018年3月期の有価証券報告書を見ると減価償却費が年間19.7億円、2021年3月期を見ると27.2億円と3年間で7.5億円も増加しています。

その分営業利益率も2018年3月期7.6%から2021年3月期4.2%へ悪化しており、コロナがあったとはいえ営業減益&利益率低下が嫌気されているのが株価に現れています。

2019年3月期 決算補足資料
2021年3月期決算補足資料

生産能力は3,300万枚/月から5,300万枚/月へ

設備投資による減価償却費負担が嫌気されて株価が売られるケースは見かけられますが、中長期保有の投資家的には設備投資期間中の株価低調は新たに入るチャンスでもあります。

同社は継続的な設備投資により、コンタクトレンズの生産能力が2018年3月期では3,300万枚/月から2021年3月には5,000万枚/月を超え、2022年には5,300万枚/月へと1.6倍になります。

損益計算書上ではコロナによる売上減も相まって苦しい展開が続いていますが、2022年1Qでは営業利益率が5%に回復しているのが確認できたため、徐々に株価も反転へと向かうのではないかと見て積立投資対象銘柄としました。

生産能力に見合った売上に期待したいところです。

コンタクト王者メニコンに続け サブスク展開希望

コンタクト銘柄の王者と言えば7780のメニコンです(HOYAはソフトレンズ事業がない)。

時価総額は11月5日現在3,376億円、PER58.8倍、PBR5.64倍で、「超」が付くほどの高評価株です。

流行りのサブスクリプションモデルにあたる定額制「メルスプラン」が投資家から高い評価を受けており右肩上がりを続けています。

シードはメルスプランのようなサブスクリプションモデルは展開していないものの、自社工場を保有していることから生産体制が安定しているため、いつでもサブスクモデルをスタートできそうですが、未だに行われる気配がありません。

業界のことは分かりませんが販売店や商社側が強いのかもしれませんね。

ちなみに私の事務所で働く女性にコンタクトは何を使っているか聞いたら「メルスプランに加入している」とのこと。メルスプランに加入しているとコンタクト落としたり足りなくなったら、お店に行けば必要な分だけ無料でもらえるのが良いらしいです。

ナルホド。

シードは海外展開にも力を入れてるため、国内でサブスクモデルが流通事情できないなら海外で始めてみても良いのでは、と思う次第です。

果たして売上増なるか

数年かけて設備投資を行い、生産能力が3,300万枚/月から5,300万枚/月と1.6倍へとなりつつあるシードですが、売上が伸びなければ意味がありません。

2018年に掲げた中期計画を翌年から下回っており、コロナで更に計画通りに進んでいないのがネガティブポイントですが、需要がなくなる産業ではないうえに、継続的に購入される分野であるため、営業利益が回復してくればメニコンと比較される対象として株価も戻ると予想しています。

2018年6月に発表した中期計画で将来株価を考えてみます。

2021年3月期の目標営業利益は35億円。法人税率40%として簡易計算すると純利益は21億円。PER30倍で時価総額600億円、40倍で800億円になります。

メニコンは58倍ですが、同じような評価になるならば時価総額は1,200億円にまでなります。

現在時価総額は159億円。夢がありますよね。

目標を高く設定しすぎたのか2018年に掲げた中期目標から翌年には下方修正をかけていますが、未来の生産能力の中で計算された売上利益でしょうから、決してできない数字ではないのだと思います。

国内ではコロナも収まりつつあるため、今後の工場フル稼働に期待です。

ABOUT ME
投資くん
2021年10月の初期投資300万円。11月より毎月30万円を入金し、1,000万円になったところでストップ。グロース株中心に中長期投資を行いキャピタルゲインを狙います。